15日にテレビ静岡のサッカー番組『サカろう』にゲスト出演した元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏。

番組内で日本サッカーの現状について「120人近い海外組がいるということは素晴らしい事実です」と発言したことは、日本の各種サッカーメディアの中でも大きな話題となった。

そうした中、この発言は海を超え韓国でも大きく話題となっている。

韓国メディア『スターニュース』は「日本は海外組だけでも120人いる。「10年後にも素晴らしい資産となる」と前指揮官絶賛」という見出しでこの発言を報道。韓国代表にとっては“ライバル”でもある日本サッカーの実情を大きく報道した。

この記事は韓国の主要ポータルサイト『NATE』のサッカー記事ランキングで3位になっているなど、韓国国内でも大きな話題となっている。

2002年に開催された日韓W杯の際、日本代表の監督を務めていたことから、トルシエ氏の知名度は韓国でも高く、記事に対しては「トルシエが言うならそうなんだろう」「トルシエ時代の日本代表は怖かった」などのコメントが寄せられている。

現在の韓国代表は、トッテナムに所属するソン・フンミンを筆頭に、海外クラブに所属する選手が多数いる。一方でKリーグ(韓国1部リーグ)に所属する選手たちも多く代表に名を連ねており、単純に海外組の割合で比較すると、韓国は日本を下回っている。

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海外組が多いことが必ずしも代表チームの強さに直結するとは限らないが、現在の日本と韓国の実力差を鑑みると、韓国国内から「もっと海外組を増やすべき」とする意見が出てきても違和感はないだろう。

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