日曜日に実施されたマンチェスター・ユナイテッド対マンチェスター・シティの通称「マンチェスターダービー」で、イングランド代表MFフィル・フォーデンの母親を侮辱するチャントが歌われた。
その為、現在イギリス国内メディアはその「お下品チャント」の話題で持ちきりだ。
そんな中、イギリス紙『Daily Mail』はこれまでプレミアリーグで歌われた数々のお下品チャントを振り返る特集を行った。
デイヴィッド・ベッカム
イングランドを代表するスター選手でもあるデイヴィッド・ベッカム。そんなベッカムもユナイテッド時代、イングランド代表で引き起こした“ある出来事”が原因で国中から批判された時期があった。
1998年のワールドカップ、決勝トーナメント1回戦イングランド対アルゼンチンの試合で、ベッカムはアルゼンチン代表のディエゴ・シメオネ(現アトレティコ・マドリード監督)の足を蹴り飛ばし退場処分を下された。
結果的にイングランド代表はこの試合で敗退し、現地メディアから「10人の勇敢な獅子と1人の愚かな若者」と揶揄されるなどベッカムは国民的戦犯になってしまった。
そんなベッカムが代表からユナイテッドに帰ってきた際、ユナイテッドサポーターたちは「ポッシュ・スパイス(ベッカムの妻ヴィクトリア氏のアイドル時代の愛称)が尻穴に突っ込む」というチャントを歌い、ベッカムにバッシングを浴びせた。
後にヴィクトリア氏はこの出来事について「恥ずかしい。傷つきます」と振り返っている。どうやらユナイテッドサポーターの行儀の悪さは、20年前から顕在だったようだ。