ドイツ3部ハンザ・ロストックとキットサプライヤーのMizunoは7日、2024-25シーズンの特別ユニフォームを発表した。
バルト海をテーマにデザインされた今作は、日本の老舗スポーツメーカーの技術力が存分に発揮された渾身の一着だ。
Hansa Rostock 2024-25 Mizuno Limited Edition
ハンザ・ロストック 2024-25 Mizuno 限定ユニフォーム
今季の特別ユニフォームは、ホームタウンのロストックが接する「バルト海」がテーマ。今作のスローガン“Unsere Heimat Unsere Ostsee”(我々の故郷、我々のバルト海)を濃淡のブルーで表現している。
今作の目的はバルト海に生息する動植物の保護。近年の汚染、乱獲、気候変動など多くの影響により海はストレスを抱え、そこに生息する動植物は大きな脅威に直面している。その啓発活動の一環として、このユニフォームが製作された。
注目はMizunoの技術レベルの高さを証明する美しきグラフィック。
クラブとMizunoは昨季も美しい特別ユニフォームを制作した。バルト海沿岸のリゾート地ニーンハーゲンにある「幽霊の森」と呼ばれる古木に包まれた“神秘の森”を描いたそのキットは、森林の環境保護を目的に制作されたもの。絵画のように美しいグラフィックがファンに好評だった。
同じように環境保護をテーマとした今作は、その第2弾といったところである。
胸スポンサーは地元ロストックの企業「BauPunkt Flügel」で、今季からの新パートナー。社名の“Flügel”(フリューゲル)は翼を意味するドイツ語だが、この「Mizuno × Flügel」に、かつて存在した横浜フリューゲルスとそのユニフォームを思い出す。
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12日のリーグ戦で着用するバルト海ユニフォームは、クラブ公式オンラインストアにて販売中。なお、ユニフォーム1枚につき1ユーロ(約160円)が環境保護団体に寄付される。