WEリーグのサンフレッチェ広島レジーナは、元日本女子代表DF近賀ゆかりの今季限りでの現役引退を発表した。
1984年5月2日生まれで現在40歳の近賀は、2003年に日テレ・ベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)でプロデビューを果たすと、INAC神戸レオネッサから2014年にはイングランド女子1部の名門アーセナル・レディースへ移籍。
2015年に神戸に復帰して1シーズンプレーした後、オーストラリアや中国、なでしこリーグ1部オルカ鴨川FCでプレーし、2020年12月に翌年9月からWEリーグに参入したサンフレッチェ広島レジーナへ入団した。
日本女子代表では、2011FIFA女子ワールドカップ(女子W杯)優勝や2012ロンドン五輪での銀メダル獲得に大きく貢献し、国際Aマッチ通算100試合5得点をマークするなど輝かしい功績を残した。
今季限りでの現役引退に際して、近賀は以下のコメントを発表した。
「今シーズンをもってサッカー選手を引退することを決断いたしました。
このサンフレッチェ広島というクラブ、そして広島という街で現役生活を終えられることを心から幸せに思っています。
サンフレッチェ広島レジーナは、リーグ戦残り6試合。勝利のために、全力で闘い少しでも上の順位を目指していきます。まだまだ足りないところのある私たちですが、皆さんの応援の力を借りることで強さを発揮できるチームへと成長してきています。いつも支えてくださっているサンフレッチェ広島ファミリーの皆さんの声援が、私たちの大きな力になっています。そして私は、怪我から必ず復活し、サンフレッチェ広島レジーナの力になれるように全力で努力を続けます。
感謝の気持ちを直接お伝えできるようたくさんの方にご来場いただけると嬉しいです。ピッチに戻れることを信じて、最後の瞬間まで自分らしくチャレンジしていきます。
5月4日ホーム最終戦 エディオンピースウイング広島でお待ちしています」
なおサンフレッチェ広島レジーナは、5月4日午後2時からにエディオンピースウイング広島で開催されるノジマステラ神奈川相模原戦後に同選手の現役引退セレモニーを行う予定だ。