ABEMAは4日、4月6日(日)に無料生中継する『なでしこジャパン vs コロンビア女子代表』の一戦にて、元サッカー日本代表夫婦である丸山桂里奈さんと本並健治さんが、揃って解説として出演することが決定したと発表した。

両者ともにABEMAでのサッカー中継出演は初めてとなり、“サッカー日本代表夫婦によるW解説”がABEMAにて初めて実現。結婚4年目を迎えた2人による、異色かつ本格的なダブル解説が注目される。

現役時代はガンバ大阪などでプレーした元日本代表GKの本並さん。

引退後の2005年にJFA公認S級指導者ライセンスを取得し、なでしこリーグのスペランツァFC大阪高槻(現スペランツァ大阪)で指揮を執ったことも。この時に、丸山さんと出会った。

丸山さんと本並さんは今回の出演にあたり、ABEMAのインタビューに答え、なでしこジャパンや女子サッカー界に対する自身の視点や想いを語っている。

現役時代に“勝つためのマインド”として大切にしていたことについて、丸山さんは、「『落ちているゴミを拾う』『道端のアスファルトに感謝する』など、日頃の行いやチームメイトを大切にする気持ちの積み重ねが結果に表れる」とコメント。丸山さんならではの世界観がにじみ出る、サッカーへの独自の向き合い方を重視する姿勢がうかがえたそう。

また、本並さんは、なでしこジャパンが世界で再び頂点を目指す上で、現在のチームに必要なことについて「個人の技術レベルが高い今のなでしこだからこそ、チーム一丸となって一つの目標に向かってほしい」と語り、個々の力に頼るのではなく、チームとしての結束力の重要性を説いていたという。

対戦相手であるコロンビア女子代表について、丸山さんは「守備の粘りがすごいので、どのように崩していくかが鍵になる。個々で打開できる選手が出てきてほしい」と分析。これに対し、本並さんは「個人の能力が高い相手には、一対一の局面で負けないプレーが鍵になる」と、より局面にフォーカスした視点から警戒ポイントを挙げた。

注目選手については、丸山さんが自身もプレー経験のある熊谷紗希やムードメーカーの高橋はなを挙げた一方、本並さんは「得点力に期待している」として田中美南の名前を挙げ、それぞれ異なる観点からチームのキープレイヤーに注目していた。

さらに、丸山さんと本並さんの個性が溢れる回答も。丸山さんは、解説中に“心の中で突っ込んでしまう瞬間”として「プレーではなく髪型を見てしまう」と答えていたとのこと。

お子さんとの将来については、丸山さん・本並さんともに「テニスやゴルフにも関心があるが、何よりも“本人がやりたいことをやらせてあげたい”」というスタンスを共有し、家庭でもお互いを尊重し合う姿勢が伺えたという。

2人での解説出演が久々となることについては、本並さんは「夫婦で解説をやらせていただくのは久しぶりなので楽しみです!」とコメント。丸山さんも「隣に真っ直ぐな鼻がいるので安心できます!」と、らしさ満載のコメントで息の合った掛け合いを予感させた。

今回のコロンビア戦は、「2025 SheBelieves Cup」で優勝を果たした新生なでしこジャパンの国内初戦となる注目の一戦。

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試合は、4月6日(日)14時から大阪のヨドコウ桜スタジアムで開催。ABEMAは無料生中継を行うほか、試合終了後から1年間、見逃しフルマッチ配信やハイライト映像も無料で視聴可能となる。

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