29日、日本代表MF田中碧が所属するイングランド2部リーズはリーグ第39節ホームでスウォンジーを迎えた。
試合は開始1分も経たずにリーズが先制点を挙げ、前半14分には相手にPKを与えてしまうもGKイラン・メリエがこれをセーブするなど、優勝を目指すリーズが順調な入りを見せた。
1-0のリードで迎えた後半13分には、ベンチスタートとなっていた田中が投入されるも、その6分後、相手コーナーキックをGKメリエがキャッチミスすると、ボールを相手に押し込まれ、追いつかれてしまう。
後半40分、1点が欲しいリーズはFWウィルフリード・ニョントを投入する。
そのわずか1分後、コーナーキックのこぼれ球に反応したニョントがこれをゴールに押し込み、リーズに再びリードをもたらす。
試合終盤の勝ち越し弾にスタジアムも大いに湧いたが、後半アディショナルタイム6分、リーズは大ピンチを迎える。
ペナルティエリアの右手前、MFジョー・アレンは田中をかわすとFWザン・ヴィポトニックにパス。
ボックス内右側の深い位置でボールを受けると、右足で力強いシュートを振り抜く。
これがゴール左サイドネットに突き刺さり、リーズは劇的同点弾を許してしまう。
試合はそのまま2-2で終了。リーズは2度にわたってリードするも勝ちきれず。
これにより、リーズは首位をシェフィールド・ユナイテッドに譲り、2位に転落した。
現在の勝点は、首位のシェフィールドが83点、2位リーズが81点、得失点差でリーズに負ける3位バーンリーも81点と非常に僅差となっている。
大接戦のリーグ終盤、3位〜6位のチームが戦う昇格プレーオフを回避し、ストレートに昇格できる1位と2位の座を巡って激しい争いが繰り広げられている。
残り7試合となったリーグ戦だが、果たしてリーズは念願の昇格を果たすことができるのか、注目だ。