小川航基、佐野航大、塩貝建人の3人の日本人選手が所属するオランダ1部NECナイメーヘンは29日、リーグ第27節AZアルクマール戦に臨んだ。
この試合、小川はケガによりベンチ外となったが、佐野と塩貝は揃ってベンチ入り。ケガで離脱していた佐野にとってはおよそ2ヶ月ぶりの復帰となった。
なお、対戦相手のAZアルクマールには毎熊晟矢が所属しているが、こちらもケガによりベンチ外となり、日本人対決は実現しなかった。
開始早々からゴールが決まるなど、撃ち合いとなったこの試合。
1-3のビハインドで迎えた後半12分、佐野と塩貝は揃って途中出場した。
投入から6分後、左サイドの味方からのクロスに塩貝がヘディングで合わせ、見事なゴール。
2点差を追いかけるチームに勢いをもたらす重要なゴールを叩き込んだ。
これで塩貝は今シーズン公式戦4ゴール目となり、限られた出場時間の中でも再び結果を残した。
その後、NECはもう1点を追加し、試合は3-3で終了した。
試合後、出場停止のメイヤー監督に変わって指揮をとったアシスタントコーチのオッテン氏は、インタビューに応じた。
『FORZANEC.NL』によればオッテン氏は日本人コンビについて以下のように述べたという。
「健人と航大は素晴らしいプレーを見せてくれた。彼らは力強く途中出場し、他の選手たちと同様、試合に良い影響を与えた。選手を交代する時は、試合に何か変化を加えることを期待するが、彼らはそれを非常に上手くやってくれた。」
また、印象的なプレーを見せているものの、なかなか先発出場の機会が得られていない塩貝の現状について問われると、「建人には多くの資質があるが、試合を締めくくることと試合を始めることは全く違う役割だ。時には強力で価値のある交代選手も非常に重要になる」とし、塩貝の先発起用については明言を避けた。
次節、三戸舜介が所属するスパルタ・ロッテルダムとの日本人対決では、好調ぶりをアピールする塩貝の起用法に注目だ。