かつてマンチェスター・シティなどでプレーした元イングランド代表MFジョーイ・バートン。
選手として確かな才能があったものの、劣悪な環境で育ったこともあり、数多くの暴力沙汰を起こした札付きのワルでもあった。
ユース選手の瞼に煙草を押し付けたり、争いを仲裁にしようとしたリチャード・ダンを骨折させたり、練習中に同僚ウスマーヌ・ダボの顔面を殴って網膜剥離させるなど悪行の限りを尽くした。
『BBC』によれば、42歳になったバートンは、妻の頭を蹴った罪で有罪判決を下されたという。
彼は2021年6月に妻ジョージアさんを暴行した容疑に問われていた。
当初、この裁判は3年前に行われる予定だったが、殴られたと警察に通報した妻がのちにその発言を撤回する書面を提出したため、審理が延期されていた。
このほど、バートンには、12週間の禁錮刑が言い渡されたが、執行猶予付きとなった。
判事は、バートンには「暴力の前科」があることを認めながらも、「直ちに禁錮刑を科す必要はない」としている。それでもバートンは、判決には失望したとして控訴を断言している。