かつてセリエAで最強を誇ったユヴェントスだが、近年は低迷している。
今季も5位に甘んじており、23日にはチアゴ・モッタ監督の解任と、イゴール・トゥドゥール新監督の就任を発表した。
42歳のモッタ監督はボローニャを躍進させた手腕を買われて昨夏にユーヴェに招聘されたが、わずか42試合(18勝16分8敗)でクビになった。
『Gazzetta dello Sport』によれば、モッタ監督とスポーツディレクターであるクリスティアーノ・ジュントーリとの対立が解任につながったという。
ユーヴェはアタランタに0-4、フィオレンティーナに0-3と連敗を喫しており、CEOのマウリツィオ・スカナヴィーノを含めた三者は先週火曜のランチタイムに会談を行ったそう。
当初、解任の兆候はなかったものの、監督の説得力に欠けた答えによって事態は急変したとか。
ジュントーリSDはモッタ監督に対して、強い言葉を使って、チームへの不満を伝えたという。
一方、モッタ監督は屈辱的な連敗にも冷静そうな態度を見せており、周囲はもっと怒りを見せることを期待していたようだ。
指揮官はこれまで全力を尽くしてきたと確信していたようだが、首脳陣はそうではなかった模様。ジュントーリSDはモッタ監督に対して、「君を選んだことを恥じている」とさえ言い放っていたとか。
やめるつもりはなかったモッタ監督は、インターナショナルブレイクを家族とともにポルトガルで過ごしたというが、トリノに戻った時点でクビを宣告されたという。