初心に立ち返り、やるべきプレーは変わらない

やるべきプレーは変わらない。2018年シーズンから2021年まで在籍したJ1ヴィッセル神戸で元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタのパスに何度も反応したように、異国の地でも仲間を信じて走るだけだ。

「やってきたことは間違いないと思っていますし、それをどのようにピッチ上で表現するか、どのように結果へつなげるかという部分はこれからも考え続けていかないといけない」と初心に立ち返っている。

「答えは見つからないかもしれませんが、それが成長し続ける種にもなると思う。貪欲に、年齢は関係なく成長できるように上を目指して頑張りたいです」と30歳のストライカーはさらなる成長を誓った。

イニエスタのパスからゴールを量産したヴィッセル神戸時代の古橋(右、Getty Images)

森保一監督率いる日本代表は3月20日の午後7時35分から埼玉スタジアム2002でバーレーン代表と戦う。勝てば無条件で日本代表史上最速のW杯出場が決まる一戦を前に、古橋は得点への決意を口にした。

「この悔しい気持ちは、どこにいても生かせると思っている。いま、悔しい気持ちを経験できているのは本当にいいことですし、これがどこかではじけると思う。そのためにいい準備をします。もし出られれば、ゴールを狙っていきたいです」

面子が強烈…古橋加入のレンヌでプレーした「現役最高」の5名

いまだアジア最終予選での得点がない古橋。W杯出場を決める一戦を、自身のゴールで祝福してみせる。

(取材・文 浅野凜太郎、写真 ⓒJFA)

【厳選Qoly】遠藤も!現在プレミアリーグで「最も優れた活躍をしている5名の選手」