長谷川唯、清水梨紗、藤野あおば、山下杏也加、大山愛笑の日本人5選手が所属するマンチェスター・シティ女子が10日にギャレス・テイラー監督の解任を発表した。
現役時代にはシティでもプレーした52歳のテイラー氏は、男子のユースチームを経て、2020年にシティ女子監督に就任。これまでチームにタイトルをもたらしてきたが、シーズン中の解任が決まった。
シティのディレクターは、リーグ戦残り6試合になった今季はこれまでの高い水準に達していないと解任理由を説明している。
シティは15日に浜野まいか擁するチェルシーとのリーグカップ決勝を控えており、それを前にして監督解任を決断した。
テイラー監督は日本人選手を重用してきた指揮官だが、『BBC』は「テイラーは物議を醸す人物であり、シティの数人はその経験について公言している」とも伝えている。
昨年シティからバルセロナに移籍したGKエリー・ローバックはテイラー監督との関係が「崩壊していた」と語っており、長谷川と仲良しだったクロエ・ケリーはアーセナルに移籍したが、監督との不和が囁かれていた。
テイラー監督をめぐってはファンも分裂していたというが、最終的にクビになったのはパフォーマンスが期待外れだったためとされている。