得点源だった古橋亨梧が冬に退団したセルティック。エースFWを失ったが、前田大然が驚異的なゴールラッシュを見せている。
左ウィングを主戦場とする前田だが、センターフォワードで先発起用された9日のハイバーニアン戦でもゴールを決めて、今季の得点数は27に到達。
その一方、古橋に代わるストライカーとして期待された190㎝の大型FWアダム・イダーは、この試合でベンチスタートだった(途中出場からゴールを記録)。
『BBC』によれば、現地記者のスコット・マクダーモットは、こう話していたそう。
「アダム・イダーの気持ちになってみてほしい。亨梧が去ったとき、彼はおそらく心の奥底で祝福し、自分が”9番”のファーストチョイスになる素晴らしいことだと思っただろう。
数週間後にブレンダン・ロジャーズ監督が明らかに変わったことで、大然がセルティックの新しい9番になることを彼は知らなかった。
前田が中央でどんなプレーを見せるかは分かっているし、ロジャーズはビッグゲームになるとスタメン11人を戻すが、そこにイダーはいない。
だから、彼にとっては厳しいが、彼にできるのはあの試合でやったことだ。10分ほどしかプレーしなかったが、脅威になり、ゴールを決めた。だから、彼はそれには満足しているだろうが、もっとプレーしたいのは間違いない」
24歳のイダーはレンタルを経て、この夏に990万ユーロ(15.7億円)でセルティックに完全移籍した。
ライバルの古橋がいなくなったと思ったら、前田がセンターフォワードで起用されるという想定外の事態に直面している。