21歳の中井卓大が今年からプレーしているスペイン4部のラージョ・カンタブリア(ラシン・サンタンデールのリザーブチーム)。

9日にアウェイで行われたデポルティーボ・ラコルーニャのリザーブチームとの対戦に1-0で勝利したが、この試合での人種差別騒動が物議を醸している(中井は負傷欠場)。

10日、デポルは所属選手アリウヌ・マネがラージョ戦で受けた人種差別行為は絶対に容認できないと強く非難する声明を出した。22歳のマネはセネガルにもルーツを持つ黒人選手。

一部では「お前はクソ猿だ」などとの発言があったと伝えられており、『AS』などによれば、マネは不安から病院に搬送されたという。

ただ、ラージョ・カンタブリアは、人種差別には断固反対するとしつつ、誰も問題になるような行為を見聞きしていないし、関与もしていないとの声明を発表。また、審判が自らは発言を聞いていないにもかかわらず、相手から侮辱発言があったというデポル側の一方的な主張をマッチリポートに記載したことについても非難している。両クラブの主張は真っ向から対立しているようだ。

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レアル・マドリーの下部組織で育成されてきた中井は、レンタル移籍したラージョ・カンタブリアでここまで2試合に出場しているが、ここ3試合は欠場している。

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