プレミアリーグ首位のリヴァプールは、8日に行われた最下位サウサンプトン戦に3-1で逆転勝ちした。
遠藤航は、菅原由勢との日本人対決にもなった一戦で後半36分から途中出場し、クローザーの役割を全う。
リヴァプールは遠藤やハーヴィー・エリオットら今季出番が減っている選手たちを今季初めてリーグ戦で先発させる可能性が指摘されていたが、アルネ・スロット監督は2人を控えスタートにした。
指揮官は試合後にそのことについてこう説明している。
「ハーヴィーやワタ(遠藤)、他の選手を先発させないというのは、いつも難しい決断だ。
だが、もし誰かが5分間出場して、最初のボールタッチでゴールを決めた途端、それまでのラインナップについての考えを全部変えてしまったら、それもちょっとおかしい。
ワタはまたも終了15分前に投入されると、このチームにとってどれほど重要かを見せつけた。ほかの選手たちもね。
ワタについては何度も言ってきたが、ハーヴィーについても同じことが言える。
ほとんどプレー時間がなくても、とにかく頑張り続ける。そして、自分のチャンスが来たら、自分の実力を発揮することができる。それが私が与えられる最大の賛辞だ。しかし、彼がチームにもたらす最大の賛辞は、彼が頑張り続けたこと。
なぜなら、彼やワタと同じような状況に陥ると、だんだんやることがなくなってくるということを、私は十分すぎるほど経験してきたからだ。
その状態でプレーする時、なぜ彼をプレーさせないのかと尋ねる人はおそらくいないだろう。これがチームとして望んでいる状況であり、私にとっては時々難しいことだが、それは事実だ」
これまでの序列を劇的に変えることはないとしつつ、遠藤とエリオットのプロフェッショナルな姿勢をあらためて称賛していた。
リヴァプールは11日にCLのPSG戦を控えている。