このところブライトンで素晴らしいプレーを続けている日本代表MF三笘薫。特にフィニッシュの能力に向上が見られ、ドリブルに加えてゴールでもチームに貢献している。
それもあって現在「チェルシーが獲得に興味を示している」と伝えられており、来季のビッグクラブ移籍が噂されている状況だ。
ただ『Football Insider』でミック・ブラウン氏が書いたところによれば、チェルシーは三笘のプレーに対してある懸念を抱いており、巨額の移籍金を支払うことを迷っている可能性が高いという。
かつてマンチェスター・ユナイテッドやブラックバーン、コヴェントリー・シティ、WBAなどでチーフスカウトを務めた経験を持つブラウン氏は、三笘のプレーについて以下のように語っていた。
「ブライトンは三笘をクラブから放出することに興味がない。チームにとって重要な選手であり、彼をいかに高く評価しているか、我々は分かっている。もし放出を検討させるのであれば、巨額のオファーが必要になるだろう。
今シーズンはチェルシーが興味を示している。彼らは新しいウイングを求めており、三笘に注目している。
しかしながら、彼らは三笘について少し懸念を抱いていると思う。最高の状態にあるとき、彼はとても破壊的な選手になる。相手の組織を切り裂き、試合を決定づけるプレーをすることができる。それから、彼は数ヶ月の間何も作り出すことができなくなり、試合でインパクトを残せなくなる。
現在、彼は復活しつつある状態であり、誰もが三笘のことを話している。ただ多くのウインガーはプレーに波があるもので、それは三笘についても例外ではない。
ただ、チェルシーは三笘の通常のレベルを見て決断をしなければならない。彼はトップレベルなら素晴らしいが、毎週それを続けられるかどうかが問題なのだ」
ミック・ブラウン氏は現在の三笘の調子は一時的なものであると考えており、チェルシーはそのプレーの波について懸念を抱いている…と見ているようだ。
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またブラウン氏は「チェルシーがどんな決断を下すにしろ、三笘はブライトンと契約を結んでいるし、クラブは彼を手放したくはないだろう。三笘もブライトンで満足していると聞いているし、移籍を求めるタイプでもないと思う」と語り、現状では誰も取り引きに前向きではないことを明かしているようだ。