伊東純也、中村敬斗、関根大輝の日本人トリオが所属するスタッド・ランスが、27日、次戦に向けた試合前記者会見を行った。
会見には、サンバ・ディアワラ監督とともに日本代表FW中村敬斗も登場し、25日に行われたクプ・ドゥ・フランス準々決勝のアンジェ戦の振り返りと、28日の次戦リーグアン24節モナコ戦について語った。
中村は先日のカップ戦の勝利について聞かれると、「最近なかなか試合に勝ててなかったので、チームにとってすごく大事な勝利になったと思います」とし、自身が最初のキッカーを務めたPK戦については、事前に決められていた訳ではなく、その場での立候補で決まったと明かし、「僕はPKには自信があったので、自分は蹴ると伝えました」と語った。
その試合で中村のゴールをアシストした関根について問われると、「僕と伊東選手がいるのでチームにフィットしやすかったと思いますし、そういうのが試合の中でも出せてるのかなと思います。(得点については)完璧なクロスが上がってきたので、僕はヘディングで決めるだけでしたし、チームとして得点もかなり久々だったので、大事な1点だったと思います」と述べた。
モナコ戦への意気込みについては、「簡単な試合じゃないのは分かっているんですけど、チーム一丸というか、一つにまとまって、強い相手を倒すという強い意志を持っていきたいです」と語った。
また、モナコに所属する日本代表MF南野拓実との交流については、「モナコとランスの距離なのでプライベートでは会えていないですけど、代表で会った時には話しますし、距離感は近いかなと思います」とした。
スタッド・ランスは現在リーグ15位、昨年11月のル・アーブル戦以来勝利がなく苦しい状況が続いている。
記者から低迷しているチームをどう修正して残留を目指すかと問われると、中村は「チームとして徐々に良くなってきている感じはあるので、何か一つリーグ戦で歯車が噛み合うというか、何かきっかけとなる試合で勝てればどんどん波に乗ってくると思うので、その勢いのままに行きたいです」と力強く語った。
ここまでリーグ戦8ゴールを記録し、主力としてチームを引っ張る中村。次節の日本人対決が期待されるモナコ戦ではチームを勝利に導く活躍ができるか。