日本代表FW上田綺世が所属するオランダの名門フェイエノールト。
23日にロビン・ファンペルシーが新監督に就任すると発表した。契約は2027年6月末まで。
元オランダ代表FWである41歳のファンペルシーは、フェイエノールト育ちで小野伸二とプレーしたこともあるクラブのレジェンド。
引退後にフェイエノールトのユースで指導者を務め、今季からオランダ1部のヘーレンフェーンで監督を務めていたが、シーズン途中で古巣に”電撃復帰”することになった。
フェイエノールトのU-19チームには、ファンペルシー監督の息子である18歳のFWシャケールが所属している。
親子はフェイエノールトのユースチームで一時監督と選手という関係にあったが、それがまた復活した形。
『De Telegraaf』によれば、ファンペルシー監督は、息子シャケールについてこう話していたそう。
「(古巣復帰を)彼も気に入ってくれて、『おかえり』と言ってくれた。シャケールはクールなやつさ。
シャケールや彼の世代にいえるのは、私はシャケールに対してほかの選手と同じように接しているということ」
息子は復帰を歓迎していたというが、父として贔屓するつもりはないようだ。
シャケールはマンチェスター・シティ、フェネルバフチェを経て、フェイエノールトのユースに加入。ポジションはFWだが、上田のライバルになる日はくるだろうか。
なお、シーズン中に監督を引き抜かれたヘーレンフェーンは恨み節を述べている。
ファンペルシー監督はそのことについて、「すべての人を満足させられるという幻想は抱いていないし、あらゆる意見を尊重する。しかし、フェイエノールトが目の前に現れたら全てが変わる。それを理解してもらえれば幸いだ。とはいえ、契約した時点でヘーレンフェーンを踏み台のように感じていたわけではない」と話していたそう。