かつてはプレミアリーグで最強チームに君臨していたマンチェスター・ユナイテッド。
近年は低迷が続いており、新共同オーナーのジム・ラトクリフ氏のもとで経費削減を推し進めている。
25日には、ここ5年連続で赤字に陥っているため、財務的な持続可能性を向上させ、運営効率を高めるための施策の一環として構造改革を行うと発表。
「その一環として、約150~200人の雇用が削減される可能性があると予想している。これは、昨年削減された250の役職に加えてのものになる」としている。
昨年、ユナイテッドは経費削減のために約250人を解雇したが、また200人ほどの解雇を予定しているようだ。
『BBC』によれば、2024年6月時点でユナイテッドの従業員数は1140人だったため、450人の解雇となると39%にもあたるという(現在の従業員数は900人ほど)。
ユナイテッドがこの3年で計上した損失は3億ポンド(576億円)にもなる。
『Guardian』によれば、ユナイテッドはコストカットのために社員食堂も閉鎖するという。
本拠地オールド・トラッフォードにある社員食堂は11時から13時半まで営業していたが、週末には閉鎖される予定。
従業員には温かい食事と飲み物(紅茶やコーヒー)が無料で提供されてきた(一部ソフトドリンクは有料)。今後は昼食の代わりにフルーツが無料で提供されるそう(試合日にだけ雇われる人達には、引き続きランチを提供)。
クラブは無料ランチ廃止によって100万ポンド(1.9億円)の経費削減ができると考えているとのこと。
また、キャリントンにある練習場でも同様の経費削減策がとられ、無料のランチが提供されるのは選手だけで、スタッフに提供されるのはスープとパンになるそう。