今季からドイツ最大のクラブであるバイエルン・ミュンヘンでプレーする日本代表DF伊藤洋輝が嬉しい初ゴールを決めた。
23日のブンデスリーガ第23節フランクフルト戦に先発起用されると、後半16分にコーナーキックのこぼれを右足で蹴り込んだ。得点後にはチームメイトたちから祝福もされていた。
伊藤は移籍直後の中足骨骨折で長期離脱を強いられ、復帰したばかり。
『Sky』は「伊藤がバイエルン初の日本人得点者になり、歴史に名を刻んだ。長い間、伊藤は不運な男だった。夏の新人は準備中に重傷を負った。25歳のディフェンダーは、親善試合で中足骨を骨折し、手術を余儀なくされた。リハビリ中に再手術を受けなければいけなかったが、2月中旬に復帰。この日のパフォーマンスはクラブの歴史に残るだろう」と讃えていた。
伊藤の移籍後初ゴールでリードを2点に広げたバイエルンは4-0で快勝。ボール保持率は63%、シュートも19本を放つなど相手を圧倒した。
バイエルンDFエリック・ダイアーは「いい試合だった。最初からいいエネルギーと素晴らしい姿勢でプレーできた。クオリティも高かったし、それで楽になった。クリーンシート(無失点)もいいことさ」とコメント。
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一方、惨敗したフランクフルトのディーノ・トップメラー監督は「今日は残念ながら少し甘すぎた。特に2失点目と3失点目には腹が立った。単純なボールロストによるものだったからだ。ひとつはコーナーキックにつながり、もうひとつはビルドアップでボールを失った。バイエルンにそういう瞬間を与えれば、ああいうことになる」とうなだれていた。