アジアサッカー連盟(AFC)は20日、公式X(旧Twitter)にて2024-2025AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の東アジアブロックのベスト16進出8クラブを発表した。
19日に山東泰山(中国)が棄権したことにより大荒れの様相を呈しているACLE。特に、「同国討ち」防止の為に山東と対戦していない中国勢が大会規定により極めて有利になるのではと各種メディアやSNS上では危惧されていた。
危惧の通り、最終的には10位上海海港(中国)がラウンド16に進出し、9位浦項スティーラースが敗退することが決定。これが韓国国内では大きな波紋を呼んでいる(順位は山東棄権以前のもの)。
浦項は昨年11月にリーグフェーズで山東と対戦。4-2で勝利しているが、この試合結果が遡って無効となった為、順位が入れ替わった形だ。
韓国メディア『데일리안』は「公平性を放棄したAFC」という見出しでこの判定に強く抗議、AFCの判定に疑問を投げかけた。
また、韓国メディア『スターニュース』もこの問題を報道。川崎、神戸がこの結果に影響を受けたことから日本国内でも批判の声が噴出していることを紹介したほか、「まだAFCから公式な連絡を受けたことはない」という浦項関係者の声も報じた。
中国サッカーで「ACLまで出たのに解散・消滅した7つのクラブ」
日本では、棄権前に既に4位以上を確定させていた神戸に大きく影響が及んだ。過密日程の為、主力メンバーを起用せずに18日の上海申花(中国)との対戦に臨んだ神戸は、2-4で敗北している。しかしながら、今回の棄権により順位を5位まで落としてしまうこととなり、サポーターたちからは怒りの声が噴出している。