昨夏にマンチェスター・シティからサウジアラビアのアル・ヒラルに移籍したポルトガル代表DFジョアン・カンセロ。
サイドバックを超越した攻撃性能を持つ彼は、ジョゼップ・グアルディオラ監督のもとで偽サイドバックとして大きな活躍を見せた。
ただ、指揮官とケンカ別れするような形でシティを去ることになった。それでも、カンセロは『Canal』でこう話していたそう。
「(サイドバックが中央に入ってプレーするのは)グアルディオラの功績であり、彼の仕事の賜物だ。
そのおかげで僕はサッカーを違った目で見るようになれた。僕にとって彼は天才であり、非の打ち所がなく、今日のサッカーの見方を変えてくれた。
僕らは衝突したわけではなく、意見が食い違った。自分はとても個性が強い。彼もそう(強い個性の持ち主)だが、主導権を握っているのは彼だ。
僕らは別々の道を歩むことになったが、彼と一緒に働けたことを神に感謝している。彼は天才であり、トレーニングの面では世界的リーダーだ。
僕のキャリアで最高の瞬間はマンチェスター・シティにいた時だった。トレーニングや試合に楽しみながら参加した。このグループで自分が重要だと感じていた。 彼は僕を人間として、選手として成長させてくれた。
誰にでも良いところも悪いところもある。僕は常に透明性を保ってきたし、時には自分を傷つけても、隠すよりも面と向かって言うことを好む。それが僕の性格なんだ」
お互いに個性が強いため、考え方の隔たりを埋めることができなかったようだ。
そのうえで、偽サイドバックを編み出すなど監督としては天才であり、成長させてもらったことに感謝しているとのこと。