世界的強豪であるリヴァプールでプレーする日本代表MF遠藤航。
ユルゲン・クロップ前監督体制の昨季は、プレミアリーグ29試合で1,720分ほどプレーした。
だが、アルネ・スロット監督になった今季は序列が降下し、リーグ戦ではわずか80分ほどしか起用されていない。
それでも、指揮官は、偽CBでも腐らずにプレーする遠藤のプロ意識を高く評価しており、カップ戦要員や”クローザー”として重宝している。
地元紙『Liverpool Echo』も、「リヴァプールはNEXTジェームズ・ミルナーを見つけたかもしれない」として、遠藤の貢献ぶりを讃えていた。
「遠藤はライアン・フラーフェンベルフに取って代わられたが、リヴァプールの貴重なメンバーであることに変わりはない。
遠藤は自分の役割が何度も変わるのを目の当たりにしてきたが、4つのコンペティションを戦うリヴァプールにおいて貴重な選手であり続けている。
クロップからスロットへの監督交代で22歳の彼(フラーフェンベルフ)は大きな勝者となった一方、不運な遠藤を犠牲にするものでもあった。
しかし、遠藤はミルナー同様に完璧なプロ意識を貫き、不平不満を一切口にすることなく、必要なときにはいつでもパフォーマンスを発揮してきた」
2015年から2023年までリヴァプールに所属したミルナーは、本職はMFながらサイドバックもこなすなどチームのために献身的にプレーした。
37歳まで所属したリヴァプールでは332試合に出場。39歳になった現在は、三笘薫と同じブライトンでプレーしている。
遠藤航も…オランダ人監督に「プライドをズタボロ」にされたスター5名
リヴァプールは、9日に2部最下位のプリマスとFAカップ4回戦を戦うが、遠藤は先発起用が予想されている(プリマスの監督だったウェイン・ルーニーは昨年大晦日に解任)。