V・ファーレン長崎は7日、DF田所莉旺が帝京高校から加入することが決まったと発表した。

田所は2006年4月8日生まれの18歳。小学校時代から川崎フロンターレのアカデミーで育ちU-18まで進んだものの、さらなる成長を胸にチームを離れ、帝京高校へ加入した身長187cmのセンターバックだ。

帝京では守備の大黒柱として活躍。昨年末から年始にかけて開催された全国高校サッカー選手権では、帝京を15年ぶりの予選突破に導き、本大会でも卓越した守備対応や左足の正確なキックなどでチームをけん引した。

高卒でのプロ入りを決断した田所のコメントは以下の通り。

「V・ファーレン長崎に関わる全ての皆様、初めまして。帝京高校サッカー部から加入することになりました、田所莉旺です。幼い頃からの夢であったプロサッカー選手になるという目標をV・ファーレン長崎という素晴らしいクラブで叶えられることを大変嬉しく思います。

縁もゆかりもない長崎という地域、そしてクラブに自分を迎え入れていただき、プロの世界に踏み出すことができました。これまで支えてくださった全ての方々に心から感謝申し上げます。

クラブが掲げる『J2優勝』『J1昇格』という目標のために、自分自身の成長のために、プロのスピードや技術に一日でも早く適応し、勝利に貢献できる選手を目指して努力していきます。

『ナガサキから世界へ』この言葉を胸に、いつか長崎から世界で活躍する選手になれるよう精進します。まずは、皆様に自分のことを覚えていただけるよう、日々の練習から全力で取り組み、長崎のエンブレムを背負って戦える選手になります。

これから応援よろしくお願いいたします!田所莉旺」

昨季主力だった同じ左利きの長身センターバック、田中隼人が期限付き移籍終了に伴い柏レイソルへ復帰した長崎。

このオフには元日本代表MF山口蛍など大型補強を行ったが、世代別の日本代表経験もある田所の獲得は、J1昇格はもちろん、その先の戦いを見据えた時にも大きな意味を持ちそうだ。

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V・ファーレン長崎は今季のJ2開幕戦、2月15日(土)にロアッソ熊本をホームのPEACE STADIUM Connected by SoftBankに迎える。

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