この冬、スコットランド1部セルティックからフランス1部レンヌへと移籍した日本代表FW古橋亨梧。セルティックの地元グラスゴーではここ数年チームけん引してきた古橋の代替となる選手が誰なのかで話題が持ちきりだ。
しかしながら、この冬の移籍期間ではセルティックは古橋の代替となるストライカーの獲得には失敗している。
そんな中、セルティックの監督を務めるイギリス人指揮官ブレンダン・ロジャーズ氏が「ポスト古橋問題」について言及した。
スコットランドメディア『67Hail Hail』によると、記者会見でこの問題について問われたロジャーズ監督は、セルティックではこれまでサイドアタッカーとしての起用が続いていた日本代表FW前田大然を、これまで古橋が担っていたCF(センターフォワード)として起用する案を語った。
その理由については「彼は日本でそれをやってのけたし、今はここでそれをやっている。彼はサイドにいようが、中央にいようが問題なく、横浜(F・マリノス)時代にはハットトリックもしている。今シーズンの初めに亨梧がプレーしなかったときに彼を前線で起用したが、彼は2得点をした」と語り、前田が日本時代にCFとして多く活躍していた実績から、セルティックでも同様の起用をしても問題ないと考えていることを明かした。
ただ、記者会見の最後ではそうした前田の起用法について「そんなことはしたくなかったけれど、それが使えるものだとわかっている」と語っており、能力的には可能であるものの、前田に関してはサイドアタッカーとして起用したいのが本音であるようだ。
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なお、5日に実施されたダンディーFC戦では前田はサイドアタッカーである右ウィングのポジションで出場。2得点を記録し、セルティックの大勝に貢献している。ロジャーズ監督の本音はどうやら間違っていないようだ。