FC町田ゼルビアは5日、2024シーズンに現役を引退した深津康太氏が、2025年2月よりFC町田ゼルビア強化部ホームタウン担当に就任することが決定したと発表した。

深津氏は1984年8月10日生まれの40歳。流通経済大柏高校から2003年に名古屋グランパスでプロとなり、2009年に当時JFLのFC町田ゼルビアへ加入。主力に定着すると、東京ヴェルディで2年プレーした後、2013年に史上初のJFL降格を喫した町田へ復帰した。

その年のJ3昇格へ貢献するなど、以降10年以上にわたり町田で中心的な役割を担ってきた深津氏。しかし2023年、黒田剛監督が就任したチームがJ1初昇格へまい進する一方、出場機会が激減。同年7月にいわてグルージャ盛岡への完全移籍が発表された際には「常にチャレンジしてきた僕のサッカー人生、選手として必要としてくれている盛岡さんで、またチャレンジしようと決めました」とその理由を語っていた。

岩手では昨季J3で27試合1ゴールを記録。シーズン終了後に現役引退を発表し、1年半ぶりとなる町田への帰還を果たすことになった。以下は深津氏のコメント。

「FC町田ゼルビアを愛する全ての皆様。お久しぶりです。深津康太です。

僕の事を知っている方も知らない方もいるかと思いますが、2023年の途中までFC町田ゼルビアに在籍し、合計12年半みなさんと一緒に戦ってきました。2024シーズンをもって選手を引退し、この度、サッカーだけではなく人としても成長させてもらった愛するチームに戻ってくることができました。

今後は強化部に所属し、FC町田ゼルビアの為はもちろん、町田市の子供達・ホームタウン活動を中心に、僕らしく一生懸命楽しんで頑張りたいと思います。

引き続き、FC町田ゼルビアへのご支援・ご声援を何卒よろしくお願いいたします。

ただいまー!!!」

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リリースを受け、深津氏と同じ40歳でFC町田ゼルビア10年目のシーズンを迎える中島裕希はさっそく深津氏との写真を投稿。「おかえり!」と元同僚の帰還を喜んでいた。

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