オークランドFCに所属する元日本代表DF酒井宏樹(34)が復帰を果たした。
オークランドは今年新設されたクラブで、ニュージーランドを拠点としながらもオーストラリア1部のAリーグ・メンに参戦している。
酒井は11日に行われたパース・グローリー戦で相手選手の強烈なシュートを頭部に受け、途中交代を余儀なくされた。
脳震盪と診断され、Aリーグの脳震盪プロトコルに従い最低8日間の経過観察が必要に。18日のメルボルン・シティ戦、22日のアデレード・ユナイテッド戦の2試合を欠場した。
それからおよそ2週間が経過し、酒井は26日に行われた第16節ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦で復帰。キャプテンマークを巻いて先発した。
試合は後半アディショナルタイム5分、コロンビア人MFネイデル・モレノの得点によりオークランドが敵地で1-0と勝利した。
酒井はフル出場し、4節ぶりとなる首位返り咲きに貢献している。
昨年夏に浦和レッズからオークランドへ加入し、クラブの初代キャプテンに任命された酒井。現地での評価は非常に高く、模範的な態度や優れたパフォーマンスが称賛されている。