アメリカ野球殿堂は21日、今年の殿堂入りメンバーを発表。

シアトル・マリナーズなどでMLB通算3,089安打をマークしたイチロー氏(鈴木一朗氏)が殿堂資格を取得して1年目で選出された。

アジア人の殿堂入りは初めて。イチロー氏は今月、日本野球界でも殿堂入りを果たしており、日米での快挙達成となった。

そんなイチロー氏のトレードマークと言えば、背番号51番。殿堂入りが発表されたこの日、マリナーズは「51」を永久欠番にすることを発表している。

実は、日本のサッカー界にもイチロー氏の影響で51番をつけている選手がいる。J1サンフレッチェ広島の加藤陸次樹(むつき)だ。

27歳のFWは、2023年7月にセレッソ大阪からユース時代を過ごしたサンフレッチェ広島へ電撃移籍した際、51番を選んだ理由について会見でこのように語っていた。

「小さい頃、野球をやっていて、最初に好きになった選手がイチロー選手だったんです。別のスポーツですが、憧れていた選手だったので51番を着て、プレーしてみたいという気持ちがあったので51番を選びました」

加藤は51番を背に、昨季リーグ戦では37試合で9ゴールを記録。ミヒャエル・スキッベ監督のもと、FWからボランチまでこなすマルチな能力を発揮し、主力としてチームの2位に貢献した。

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10年ぶりのリーグタイトル奪還が至上命題となる今季、イチロー氏のように子供たちの憧れの存在となりつつある「広島の51番」がどのようなプレーをみせるか注目だ。

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