現役時代には小野伸二や香川真司ら日本人選手ともプレーした元オランダ代表FWロビン・ファンペルシー。
41歳になった同氏は、今季からオランダ1部のヘーレンフェーンで監督を務めている。
そのヘーレンフェーンは、16日に行われた国内カップ戦で3部のアマチュアチームであるクイック・ボーイズ相手に2-3の逆転負けを喫してしまった。
ヘーレンフェーンが後半31分に勝ち越すと、ファンペルシー監督はその5分後にGK交代を決断。
守護神ミッキー・ファンデルハートは怪我をしているわけでもなかったが、控えGKアンドリス・ノパートと交代に。
だが、後半43分にそのノパートが痛恨のPK献上…。土壇場で同点に追いつかれると、延長戦で決勝ゴールを奪われ、格下相手にまさかの敗退となった。
GKを試合中に交代させるのは稀であり、ファンペルシー監督の采配は、現地でも「クレイジー」、「恥をかいた」と伝えられている。
ただ、指揮官は「相手が背の高いアタッカー陣をプレーさせ始めていた。ノパートはファンデルハートより背が高い。(同じ場面になったら)次も同じことをするだろう」と采配の理由を説明していたそう。
ファンデルハートは188cm、ノパートは203cmと身長差が15cmある。交代は相手のパワープレー対策で、しっかりした意図があったようだ。
ちなみに、オランダは世界で最も平均身長が高いとされている(男性は182.5cm、女性は168.7cmほど)。
なお、リーグ10位のヘーレンフェーンは19日のアヤックス戦に0-2で敗れたが、ファンデルハートがゴールマウスに戻っている。