高校サッカーの頂点を決める冬の風物詩、全国高校サッカー選手権大会の決勝戦が本日13日に行われる。
今大会で話題になったトピックのひとつが、山口県代表の高川学園がやった『トルメンタ』。
青森山田との2回戦では、この奇策からゴールを奪っている(高川学園は3回戦で敗退)。
そうしたなか、元日本代表DF槙野智章は、『ABEMAスポーツタイム』でこのトルメンタを解説。サッカーにあまり詳しくないというタレントの畠中夢叶さんたちに対して、実技を交えてこう説明していた。
「相手を騙すような…ある策なので。これはスペイン語で『嵐』って意味なんですよ。自分たちがピッチ上で嵐になる…。
セットプレーの時に(相手に)マークを決められるんですね。(その相手を)つかせないために手をつないで輪になって、相手を入らせない。
さらに、相手から距離をとってグルグル回って、イチニノサンでバッと弾けるっていう作戦です。
そうなると、マークについている相手の選手たちがつけなくなるんですよ。あいつはどこに行くんだって。実際にこれで得点も奪っているので!世界が注目している技です」
本当に効果があるのかは、「やってみないと分からない」としつつ、「ただ、得点は生まれているし、相手も嫌がっているのは確かです。サッカーだけじゃなく、ハンドボールの選手たちも真似している」とも語っていた。
なお、本日14時5分から国立競技場で行われる決勝戦では、前橋育英(群馬)と流通経済大柏(千葉)が対戦する。