13日に国立競技場で行われた第103回全国高校サッカー選手権大会決勝。
試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦の末に前橋育英が流通経済大柏を破り、7年ぶり2回目の優勝を果たした。
7年前の第96回大会決勝と同一カードとなった一戦。両チームは前半から1点ずつを取り合うと、後半にはお互い負傷交代が出る死闘に。PK戦も10人目までもつれ込み、最後は7年前と同じく前橋育英に勝利の女神は微笑んだ。
全国屈指の強豪である両チームは、ともに高校年代の最高峰リーグ戦である「高円宮杯U-18プレミアリーグ」に所属。2024年度のプレミアリーグEASTでは2度対戦し、いずれもアウェイチームが2-0で勝利していた。
互角の力を持っていることが今回の選手権でも示された格好と言える。
シーズンを通した成績では、流通経済大柏が4位、前橋育英が6位だった。上位陣の顔触れは以下の通り(括弧内は勝点)。
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 2024
優勝:横浜FCユース(41)
2位:鹿島アントラーズユース(41)
3位:柏レイソルU-18(38)
4位:流通経済大柏高校(35)
5位:川崎フロンターレU-18(35)
6位:前橋育英高校(33)
両校を上回っていたのは、横浜FCユース(斉藤光毅らを輩出)、鹿島アントラーズユース(町田浩樹らを輩出)、柏レイソルU-18(酒井宏樹らを輩出)の3チーム。いずれも育成に定評のあるJユースだ。
U-18プレミアリーグ、そしてその地域リーグに当たるU-18プリンスリーグでは、今回の決勝戦のようなハイレベルな激闘が毎週のように繰り広げられている。
U-18プレミアリーグと全プリンスリーグ、2025年の「参加チーム」はこうなった!“昇降格”反映完全版
Jデビューや海外移籍の低年齢化を受け、年々注目度が増しているだけに、今年はぜひ高校年代最高峰のリーグ戦にも注目してほしい。