第103回全国高校サッカー選手権大会は13日、決勝戦が国立競技場で行われた。

前橋育英(群馬)と流通経済大柏(千葉)。7年前の決勝と同一カードになった関東の強豪対決は、12分、カターレ富山加入内定のMF亀田歩夢のゴールで流通経済大柏が先制。

しかし、準決勝の東福岡戦で3-1の逆転勝利を収めていた前橋育英は慌てず、31分にMF黒沢佑が見事なドリブルからゴール前へ送ったクロスを柴野快仁が合わせて同点に追いつく。

後半も一進一退の攻防が続き、死闘となった一戦では、流経大柏のMF和田哲平、前橋育英のFW佐藤耕太がいずれも負傷交代。10分ハーフの延長戦でも決着がつかず、勝負はPK戦に持ち込まれた。

全員が成功して迎えた8人目、先攻の流経大柏DF幸田爽良をGK藤原優希がストップするも、前橋育英MF白井誠也のキックは枠外。

そして10人目、再び藤原が流経大柏のFW安藤晃希を止めると、最後は同点弾の柴野が見事に成功。激闘を制した前橋育英が7年ぶり2回目の選手権優勝を成し遂げている。

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なお、決勝の観客数は58,347人。第98回大会決勝、青森山田vs静岡学園の56,025人を上回り、史上最多を記録した。

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