15日にイングランドのヨーク駅付近で発生した暴行事件により、被害者となったバートン・タウンFCのGKジェームズ・ヒッチコックが死亡した。

9部リーグでプレーしているヒッチコックは、15日に何者かと口論の末に暴行を受けて病院に運ばれ、数日間の入院の末に息を引き取った。

バートン・タウンFCの会長を務めるマーク・グレゴリー氏は「彼は人気者だが物静かな人物で、誰からもとても好かれていた。本当に素晴らしい人で、友人としても選手としてもかけがえのない存在だった」とコメント。

またかつてヒッチコックが所属したブリドリントン・タウンも「我々がとても愛した元GKのジェームズ・ヒッチコックが悲劇的な状況で亡くなったことを知り、信じられない思いだ。『壊滅的だ』という言葉でも、我々の感じていることを言い表せない。彼は常に我々の心のなかにあり、深い哀悼の意と祈りがヒッチコックの家族に捧げられるだろう」と伝えている。

『The Press』によれば、このジェームズ・ヒッチコック殺害事件で逮捕された22歳の男性マッケンジー・ディチコは、ミドルズブラに在住しているサッカー選手だという。

ディチコはもともとサンダーランドのユースでプレーしていたがトップに上がることができず、その後ノンリーグでマースク・ユナイテッド、ギスボロー、ピッカリング、ノーザラートン、そしてソーナビーというクラブに所属してきたウイングである。

彼は今回ヒッチコック氏殺害の容疑でヨーク治安判事裁判所に召喚されているとのことだが、いまのところ罪状については黙秘を貫いているとのことである。

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検察側はこの事件をリーズ刑事法院へと送致しており、ディチコ容疑者は20日に予備審問へと臨む予定であるという。

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