石井正忠監督が率いるタイ代表は、東南アジア最強国を決めるASEAN三菱電機カップで決勝トーナメント進出を決めた。

グループステージでは最終節を残して3連勝。東ティモールには10-0、マレーシアには1-0。そして、17日に行われた小倉勉監督が率いるシンガポールとの対戦には4-2で逆転勝ちを収めた。

タイは敵地で2点をリードされる苦しい展開だったが、同点に追いつくと、後半アディショナルタイムに2点を奪取して試合をひっくり返した。

『Thairath』などによれば、石井監督は、試合後にこう話していたそう。

「これでグループステージ突破を確実にした。でも、私は常にすべての試合に集中してプレーしている。

どうすればうまく試合が進むか、ローテーションも必要になる。次の試合のことを考え、バランスを取り、最大限の利益を得るにはどうしたらいいかを考えなければいけない。

最初は2失点したことにショックを受け、驚いた。美しく素晴らしいゴールだった。2失点した後、ハーフタイムに試合を分析した。シンガポールの攻撃的なプレーの効率を下げようとした。

ほぼすべての試合でDFラインをローテーションさせるのは、長いトーナメントだからだ。試合間のトレーニングも短いので、選手たちには試合に出て、より多くの選択肢を自分たちで作り出してほしい。

多くの若いタイ選手が努力している。我々は2026年W杯には出場できなかった(アジア予選敗退)ので、2030年大会に向けて長期的にチームを準備するために、できるだけ多くの若い選手をチームに起用する必要がある。もちろん、タイの選手たちは有能だ。この試合では、全員が非常によく働いてくれた」

シンガポールを讃えつつ、ゴールは防ぎようのないものだったと讃えていたようだ。

帰化して日本代表になった7名

前回王者のタイは、20日のグループステージ最終戦で行徳浩二監督のカンボジアと対戦する。

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