2024年シーズンのJ1を5位で終えた鹿島アントラーズ。J1史上最多の8度の優勝を誇り、2018年にはAFCチャンピオンズリーグで優勝してアジア制覇も成し遂げた。

2018年12月に行われたFIFAクラブW杯では欧州王者のレアル・マドリーと対戦(1-3で敗戦)。その前の2016年にも開催国王者としてクラブW杯に出場し、レアルと2-4という打ち合いを演じた。

そうしたなか、かつて鹿島で活躍した遠藤康と西大伍がYouTubeチャンネルでこんな話をしていた。

西「レアルの人たちはパス速いよね」
遠藤「レアルは速かったねぇ。あれちょっと衝撃だったわ」
西「距離感が遠くても、同じスピードで回す、(相手は)追いつかない」
遠藤「あれ、何だったんだろうね」
西「あれが一番違うんだろうけど」
遠藤「しかもさ、パスもめっちゃ丁寧に出してるわけじゃねーじゃん、全員。全然バインバインのボールとかさ」
西「でも速い。それスペイン人の人が神戸で言ってたよ。弱いより、跳ねてもいいから、とりあえず、強く出せって。パス練習の時に」
遠藤「日本人だけ?あんなに丁寧に出そうとしているの。でも、めっちゃうめぇなぁ、ボール回しのそういうのうまいって思うの、ベンゼマとか、マルセロ」
西「正直、俺らが入ってもできると思ってなかった?あっちに入ってもできるなって」
遠藤「いや、全然できるなって感覚はあったよ。むしろ、もっとパスくるのかな、入ったら絶対楽しいだろうなって」
西「(レアルの右SBダニ・)カルバハルよりも俺のほうがいいんじゃねと思ってた」
遠藤「いや、カルバハルっす(笑)」
西「そうかな(笑)」
遠藤「右、誰だっけ。サイドハーフが…」
西「バスケス!」
遠藤「そう、ルーカス・バスケス。いまサイドバックだったよ」
西「いまサイドバックやってるの?マジ?」
遠藤「すげーうまいって感じないじゃん」
西「バスケスとの関係性もあったんだろうな、カルバハルは。別にそんなに2人でやるタイプじゃないしね」
遠藤「かといって、すごいスピードがあるわけでもないじゃん」
西「マルセロも多分、(左サイドでコンビを組んだクリスティアーノ・)ロナウドじゃないほうがうまいんだろうな」
遠藤「あいつ、全然守備しないからね」
西「ロナウドでしょ?しないよね(笑)」
遠藤「ロナウドもマルセロも、マジでしない(笑)」
西:「だから楽だったんだよね」
遠藤「マジでしない(笑)でも、ここぞという時の読みはすごかった、ボール獲ったりとか」
西「ベンゼマがすごかったなぁ」
遠藤「でも、俺はモドリッチとトニ・クロースとマルセロには、この3人が近くにいたら一生ボールを獲れないと思った。どんなに強度の強いプレスをやっても絶対獲れないと思う」

ロナウドは2018年夏にユヴェントスに移籍しているので、これは2016年の話。

レアル選手たちのパススピードは衝撃的だったそう。パスに丁寧さよりも強さを求めるという西の話は、ヴィッセル神戸で監督を務めたフアン・リージョの言葉だろうか。

最強レアル・マドリーからゴールを奪った7名の日本人

そして、2人ともカリム・ベンゼマにすごさを感じたようだ。

なお、カルバハルはレアルで420試合以上に出場してきたスペイン代表の右サイドバックで、2024年のバロンドール投票では4位に入った。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介