日本サッカー協会(JFA)は12日、なでしこジャパン(日本女子代表)の新監督として、ニルス・ニールセン氏の就任が決定したと発表した。
ニールセン氏は1971年11月3日生まれの53歳。デンマーク出身で国内クラブにて指導者キャリアをスタートさせると、デンマークの世代別代表監督を務めた後、2013年から2017年にかけてデンマーク、2018年から2022年にかけてはスイスの女子代表監督を務めた。
2023年には世界的強豪であるマンチェスター・シティの女子テクニカルダイレクターに就任し、今夏には清水梨紗、藤野あおば、山下杏也加となでしこ選手を立て続けに獲得。
その理由についてニールセン氏は「彼女たちの高度な技術的なプレースタイルがマンチェスター・シティのスタイルに完全に合っている」と以前『The Guardian』のインタビューで語っていた。
以下は、なでしこジャパン初の外国人監督となるニールセン氏のコメント。
「なでしこジャパンの新監督にご指名いただき、非常に光栄で誇りに思います。宮本会長、佐々木委員長とは、これまでの選考プロセスにおいて、なでしこジャパンをどのように次のレベルに引き上げるかについて非常に建設的でプロフェッショナルな話し合いができたことに感謝しています。高い技術を備え、才能に溢れた日本代表選手たちと活動できることを大変嬉しく思いますし、これまでの指導者の皆さんの素晴らしい業績に自分がこれからさらに積み上げていけることにワクワクしています。私の就任により、新たな刺激とアイデアを新しい目線をもってチームに注入し、選手やスタッフと協力して成功に導き、タイトルを獲得したいです。日本はこれまで長きにわたり世界のチームに刺激を与えてきました。今後もさらにそのような状況を続けられるよう、全員でハードワークしていきたいと思います。ファン、パートナー、メディアの皆さんも引き続き、新生なでしこジャパンを応援いただけるよう、よろしくお願いします」
なでしこジャパンの新体制初陣は、来年2月にアメリカで開催されるシービリーブスカップになる予定。