サッカー界の偉大な表彰の一つであるゴールデンフット賞。

モナコ公国の大公、アルベール2世らの支援によって2003年に設立され、個人およびチームで傑出した功績を残した28歳以上の選手に贈られる(男女1名ずつ)。

10月31日にその授賞式が行われ、なでしこジャパンDF熊谷紗希が今年度の栄誉に輝いたことを所属するイタリア1部のローマが報告した。

ゴールデンフット賞の女子部門は2022年に創設。熊谷は「女子版イブラヒモヴィッチ」と評されたスウェーデン代表FWコソヴァレ・アスラニに続く2人目の受賞者となる。

2011年の女子ワールドカップ優勝メンバーとして知られる熊谷だが、個人としても欧州で長く活躍。リヨン時代には女子CL5連覇を達成しており、彼女の世界的な功績が改めて評価された形だ。

日本人では、中田英寿氏が引退選手に贈られるオールタイム・レジェンド賞を2014年に受賞して以来2人目。現役選手では初めてとなる。

ちなみに、ゴールデンフット賞の受賞者は、モナコの海岸沿いにある「チャンピオンズ・プロムナード」に足型が展示される(写真は元カメルーン代表のサミュエル・エトー)。

場所はここ。

F1のモナコGPが開催されるモンテカルロ市街地コースで言うと、有名なヘアピンから海岸通りに出るポルティエコーナーを曲がって少し行ったところ、トンネルの上に位置する場所だ。

こちらは中田氏が参加した2014年の様子(左からアントニオ・カリエンド、ミア・ハム、ロジェ・ミラ、ジャン=マリー・プファフ、ハカン・シュキュル、中田、アントニオ・パネンカ)。

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10月のなでしこジャパンにも選ばれていた34歳の熊谷は、このレジェンドたちと同じような存在として世界から認められている。

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