この夏にドルトムントからスペインのレガネスにレンタル移籍したコートジボワール代表FWセバスティアン・アレル。

30歳の彼はフランス出身の大型ストライカーでフランクフルトでは日本人ともプレーしたことがある。2022年に精巣ガンを患うもそこから復活した選手でもある。

そのアレルが『Eurosports』で様々な話題について語った。夏の移籍期限最終日での電撃移籍や病についてはこう明かしている。

「(移籍期限最終日だった8月30日の)18時半にメッセージを受け取った。レガネスが給与の半分を負担することで契約を成立させられると。

ブレーメン戦の前日でホテルにつくところだった。ドルトムントでは難しい状況になり、シーズン中ずっとベンチやスタンドで過ごすことになるのは分かっていた。

だから、プレーするチャンスを得るためにもレガネスに行くほうを望んだ。マドリッドのような都市で、特に子供たちにとってはフランスの学校があることは適応がずっと楽になる。

(ドルトムントで構想外だったのか)

完全にね。だから選択は速かったし、これがベストだった。ドルトムントで歓迎されずに練習だけ一緒にしているような選手にはなりたくなかった。

雰囲気も感じ取れたし、チームの重荷になりたくなかった。チームメイトに同情されたくなかった。監督たちにとっても、構想外の選手をとどめておくことは無意味だ。

(2023年に癌との闘病に勝ったが、スペインで同僚や相手選手とその話題になるか)

まったくだね。多くの選手がそれを知っているのかは分からない。タブーとは言わないまでもほぼそうだ。目の前にいる人間がどんな人物なのか分からないし、かなりデリケートな話題だからね。

実のところ、自分はそれについて考えていない。レガネスのフランス語を話す選手たちとは漠然と話したけれど、あまり話題にしないようにしているテーマでもある。

傷口に塩を塗るようなことを恐れて、このことについて話すのに抵抗を感じる人もいるからね。とはいえ、個人的にはこの話題を話すことに問題を感じたことは一切ない」

ドルトムントとは2026年まで契約があるが、構想外になっていたという。

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また、「ポジティブなことに集中するようになった。小さなネガティブなことはたくさんあるが、人生を無意味に台無しにしてしまうので放っておけばいい。人生の見方が変わった」と闘病後に人生観が変わったとも話していたそう。

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