2026年W杯予選で日本代表と同じグループを戦っているインドネシアは、エリック・トヒル会長のもとで帰化選手を積極的に登用して強化を進めてきた。

そのトヒル会長のこんなSNS投稿が現地で話題になっている。

「望月聡監督がインドネシアに対して素晴らしい愛国心を持っているのがわかって嬉しい。

言葉を学ぶこと、インドネシア料理を食べること、インドネシアの文化に適応すること、インドネシア・ラヤ(国家)が演奏されるときに一緒に歌うことまで。

モチ監督は、技術面だけでなく、規律、努力、団結、闘志など、他の重要な面でも選手を本当に鍛えてくれている。モチ監督、インドネシアのために示してくれた努力と愛に感謝する」

トヒル会長が感謝していたのは、今年からインドネシアU-17女子代表を指揮している日本人の望月聡監督。

60歳の望月監督は、現役時代に浦和レッズや京都パープルサンガでプレーした後、U-16日本代表コーチや日本女子代表コーチを務めた人物だ。

トヒル会長が投稿した映像では、望月監督がインドネシア国歌を日本語のフリガナをふった紙を見ながら歌う姿などが収められている。

望月監督が率いるインドネシアU-17女子代表は、2025年に行われるASEAN女子チャンピオンシップの予選も兼ねたAFFカップで初優勝を遂げたばかり。優勝後に「これに満足せず、世界を目指しましょう」と語っていた望月監督は、トヒル会長とハグも交わしていた。

帰化して日本代表になった7名

現地メディアは「トヒル会長は、日本人でありながらもっとインドネシア人になりたいと願う望月監督を称賛。SNSでは望月監督がインドネシア国歌の日本語歌詞が書かれた紙を持っていたことが話題に」と伝えている。

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