1994年のFIFAW杯にアルゼンチン代表として出場したフェルナンド・カセレス。
55歳になった同氏のパートナーが転落死したことが現地で物議を醸している。2日にアパートの7階から転落して死亡しているのが発見された。
『Infobae』によれば、検察は2人の携帯電話を調べるように警察の専門家に依頼したというが、報告書が出るまでには時間がかかりそうだという。
法医学の専門家によると、死亡したカンディアさんは立った状態で転落して地面に激突しており、防御創はなかったそう。
事故、自殺、他殺の可能性についての捜査が行われているが、カセレスは逮捕されていない。
彼は2009年に強盗に襲われた際に頭部を銃撃されて以降は車いす生活を送っている。銃弾は頭蓋骨を貫通し、複数回の手術と長期入院を余儀なくされたとも。
カセレスは、警察に対して、カンディアさんと口論になった後に眠りについたが、目覚めると彼女が転落していたと説明しているという。
関係者は「彼は体の半分が動かなくなっている。自力で動くことはできない。右半身を支えにして三脚で立っている。左半身は動かない。支えずに右半身で何かをすると、転んでしまう」と証言している。
そのため、「妻をバルコニーから突き落とすほどの力をどうやって得たのか」という疑問が生じるとのこと。一方で現時点では第三者が室内に侵入した形跡もない。
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カンディアさんの親族は「彼女が飛び降りたとは信じていない」とカセレスに疑いを向けているが、カセレスの兄弟は「すべて嘘、不可能だ。彼は起き上がることができない。兄が彼女を押すのは不可能。立っているだけの体力がないからだ」と反論している。