2026年W杯に向けたアジア最終予選で日本代表と同じグループを戦っている中国とインドネシア。
両国は帰化選手でもチーム強化を図ってきた。特にインドネシアは積極的に帰化を進めており、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるフェネルバフチェに所属するオランダ系DFジェイデン・オースターウォルデの帰化も狙っている(彼はオランダ生まれだが、スリナムとインドネシアにもルーツがある)。
『Kompas』によれば、インドネシアサッカー協会のエリック・トヒル会長は、こう話していたそう。
「中国も選手を帰化させ始めている。我々との唯一の違いは、自国の血を引いている選手たちということだ。私はナショナリズムの復活を確かなものにしたい」
中国は、中国系の選手だけでなく、中国国内で5年プレーした外国籍選手を帰化させる戦略も行ってきた。一方、インドネシアは基本的にルーツを持つ選手を帰化させているということのようだ。
トヒル会長は「(アジアの)競争は激しくなっている。だから、油断していると10年後にまた取り残されるだろう」とも語っていたそう。