青山敏弘

今シーズン限りで現役引退を発表している稀代のボランチもまた、ワールドカップで14番を背負った一人だ。

青山敏弘は作陽高校から2004年に加入したサンフレッチェ広島で、21年間の現役生活すべてを送ってきた。

特に輝いたのは、森保監督のもとで広島が黄金時代を築いた2012年から2015年にかけて。計3度のJ1優勝を達成するとともに個人としても2015年にJリーグMVPを受賞している。

ワールドカップに出場したのもちょうどその時期。2014年のブラジル大会、アルベルト・ザッケローニ監督によってメンバーに選出され、第3戦のコロンビア戦に先発出場した。

乾貴士

最後は、2018年のロシアワールドカップに出場した乾貴士。

大会直前にヴァイッド・ハリルホジッチ監督が解任されるという未曽有の状況。乾は当時スペイン1部のエイバルで活躍していたが、ハリルホジッチからの評価は決して高くなかった。

そうした状況の中で、西野朗監督のもとメンバー入りしたこともあってか、自身初のワールドカップで攻守に躍動。ラウンド16のベルギー戦では強烈なミドル弾で世界を沸かせてみせた。

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36歳となった乾は現在、J2の清水エスパルスでプレーしており、先日J1昇格を達成。来季は国内最高峰の舞台で元気な姿を見せてくれそうだ。

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