試合に現れた犬を粗末に扱う

ワンコが試合中のピッチ上に入り込むのはサッカーではよくある光景だ。

2013年、アルゼンチン下部リーグの試合に犬が乱入。ただ、アウェイチームの選手が、犬の首を掴んでピッチの外へ投げ出そうとしたところ、あろうことか犬はフェンスに直撃してしまい、ホームサポーターと選手たちが激昂。

幸いにも犬にケガはなかったようだが、放り投げた選手は主審から退場を宣告されてしまった。主審は「暴力的行為のため彼を退場にした」と説明している。

2011年にはコロンビアでピッチ上で動けなくなったフクロウを蹴り殺してしまった選手が動物虐待だと大バッシングを浴びたが、試合中に退場にはならなかった。

味方ファンに中指突き立て

2015年、ブラジルのインテルナシオナウに所属するDFファブリシオは、試合中に味方サポーターに中指を突き立てると、一発退場を宣告されてしまった。

彼はチームに対するブーイングに苛立ちをみせた後にサポーターと言い争いになり、中指を立ててしまったという。退場後はユニフォームをその場に脱ぎ捨ててピッチを去っていった。

「挑発するような、嘲笑するような、または相手の感情を刺激するような行動をとる」行為は、反則の対象になる。

ユニフォームを脱ぐ

ゴールはサッカーで最大の喜びといえるものだが、得点後に「シャツを脱ぐ、シャツを頭に被る」行為は警告の対象。また、「得点が認められなかったとしても警告されなければならない」とルールに明記されている。

2024年10月、ポーランド1部のラクフに所属する選手は、ユニフォームを2度脱いだことでイエローカードを2枚貰って退場になった。

後半アディショナルタイムにゴールネットを揺らすとユニフォームを脱いで大喜び!だが、VARの結果、オフサイドで得点取り消し。ただし、ユニフォームを脱いだことによるイエローカードは取り消されず。

その直後、再度ゴールネットを揺らすと今度は得点が認められたのだが、またユニフォームを脱いでしまい、あえなく退場に。味方は必死に隠そうとしていたのだが…。

サッカー界の「謎の禁止令」10選

現地でも「世界で最も愚かなルール。純粋な喜びを示した人間を罰するものだ。人間的に言えば、彼は何も悪いことはしていない」と話題になった。

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