長谷川唯、清水梨紗、藤野あおば、山下杏也加の日本人4選手が所属することになったマンチェスター・シティの女子チーム。

なでしこジャパンの守護神でもある山下は、INAC神戸レオネッサからこの夏にシティへ加入し、29歳にして初の海外挑戦に挑んでいる。

そうしたなか、シティ公式が山下を特集していた。

「山下のプレーを見ると、(シティ男子の守護神であるブラジル代表GK)エデルソンと比較しないわけにはいかない。

ワールドクラスのディストリビューションで圧倒的存在感を放つ2人は、GKのエリートして広く知られている。

2人は足元のボール扱いに優れていることが有名で、相手FWのプレッシングにもクリアするのではなく難なくフェイントでかわし、シティファンの心拍数を下げてくれることも多い。

2人は同じ背番号31を背負っているが、山下はエデルソンへの憧れからこの番号を選んだと語っている。そのため、エデルソンが7年間守ってきたエティハド・スタジアムで初めてプレーする機会は、この日本代表にとって待ちきれない経験になる。

シティ女子チームは8日にエティハド・スタジアムでトッテナムと対戦するのだ。山下はまずこう強調している。

『最も大事なのは、チーム(試合メンバー)に選ばれることです。そうすれば、自分のいいプレーを見せることができます。このスタジアムは私のお気に入り選手であるエデルソンがプレーしています。

(日本の)国立競技場でプレーしたことがありますが、サッカー専用ではないので、ファンとの距離が遠く、雰囲気に影響します。(エティハドのような)歴史的スタジアムでプレーすることに本当に興奮しています』

68,000人収容の国立競技場には陸上用のトラックがあるためスタンドとの距離が離れている。一方、イングランドは観客との距離がかなり近い。

かわいすぎ!Jリーグチームを応援する女性有名人5選

山下は9月のシティのリーグ開幕戦に出場した際にもSNSにこう綴っていた。

「リーグ開幕戦。日本と同じサッカーをしてるのに、こんなにもサッカーの文化や価値が違う事に衝撃を受けました。そのピッチに立っていることを噛み締めます。」

なお、シティの女子チームが普段プレーしているスタジアムは、サッカー専用ながらキャパシティは7,000人ほど。一方、シティ男子の本拠地であるエティハド・スタジアムは、およそ6万人収容。

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名