Jリーグは、29日に開催した理事会においてさまざまな決定を下した。

その一つが、年俸上限のないプロA契約枠「27名」の継続だ。

Jリーグはこれまで同枠について通常は「25名」、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)参加クラブのみ「27名」で行ってきた。

今シーズンに限ってはパリ五輪が開催されたため、『代表選手派遣を考慮した特別措置』として全クラブ「27名」となっている。

その特例が、2025シーズンも「27名」のまま継続されることとなった。

一方、浦和レッズのみこのプロA契約枠が「30名」となった。

Jリーグはこれについて、「FCWC(=最大約1ヵ月の集中開催)において、日本を代表して最高の結果を残してもらうためにも特別な登録枠とした」(原文ママ)と説明している。

『FCWC』とはFIFAクラブワールドカップのこと。かつてトヨタカップとして開催された同大会はこの2025年大会より4年に一度の開催となり、出場も32チームまで拡大された。

大会は2025年6月15日から7月13日までアメリカで開催され、勝ち上がった場合は最大1か月日本を離れることとなる。そうなると必然的にリーグ戦の消化が遅れ、過密日程になることが予想される。

そうしたことを考慮し、「日本を代表して最高の結果を残してもらうため」に浦和のみ30名となったようだ。

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2022年のAFCチャンピオンズリーグを制した浦和は、日本から唯一同大会に出場することが決まっている。

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