10月9日に31歳の若さで亡くなったギリシャ代表ジョージ・バルドック。パナシナイコスに所属していた彼は、自宅のプールで遺体となって発見された。
プール内で水着を着た状態で当局によって発見されたが、体に外傷の痕跡はなく、死因は窒息の可能性があると報告されている。
子どもの誕生日を祝うための度重なる電話に応答しなかったことを心配した妻の要請を受け、警察が家の所有者とともに現場に到着。目撃者は警官らの「現場到着…男は意識不明だ」という声を聞いたという。
監察医による解剖と毒物検査が行われる予定とされ、酒類が見つかったため家宅捜索も行われたようだ。現場でウォッカのボトルが発見されたという情報があったものの、プール近くのテーブルの上で見つかったボトルの中身はアルコールではなく手指消毒剤だったという。
警察は当初から犯罪行為の可能性を否定していたが、法医学的検査でそれが確認されたとも。アパートがあった建物や通りのカメラ映像も調べ、他に誰も一緒にいなかったことが確認された。これまでの映像から判断すると、午後早くから一人でいたようだ。
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『LiFO』などによれば、毒物検査の結果、死に関連する物質は摂取されていないことが判明したという。
死因を調査するために、他の毒物検査と組織学検査の結果を待っているというが、バルドックが心臓肥大を患っていた可能性も指摘されているとのこと。
また、亡くなったバルドックの息子にギリシャ国籍が与えられたそう。息子は2023年10月に英国で生まれ、父親が亡くなる25日前の9月16日にギリシャ国籍取得の申請を提出していたという。
そして、官報で市民権の取得要請受理が判明したとのこと(バルドックは今夏までイングランドでプレーしていた)。