サッカー界でおなじみになったVAR(ビデオアシスタントレフェリー)。ゴールネットを揺らしたものの、VARによって得点が取り消されるシーンもある。

そうしたなか、ポーランド1部リーグであった珍退場が話題になっている。

20日に行われたラクフ・チェンストホヴァ対ポゴニ・シュチェツィン戦はスコアレスのまま後半アディショナルタイムに突入。

発煙筒が焚かれたためにアディショナルタイム10分が追加されると、後半38分に投入されていたラクフのマテイ・ロディンがゴールネットを揺らす!だが…。

ロディンは歓喜を爆発させてユニフォームを脱ぎ捨てるも、VARの結果、オフサイドで得点は取り消し。ただ、ユニフォームを脱いだことによるイエローカードは取り消されず。

その直後、ロディンは再度ゴールネットを揺らすと、またもユニフォームを脱ぎ捨てる…。今度は得点が認められたものの、2枚目のイエローカードを貰って彼は退場になってしまった。チームメイトたちは必死に隠そうとしていたのだが…。ラクフはロディンの劇的弾で1-0で勝利したものの、ヒーローのはずの彼はその場にいなかった。

現地でも「前代未聞の事態」、「クレイジーな結末」、「世界で最も愚かなルール。純粋な喜びを示した人間を罰するものだ。人間的に言えば、ロディンは何も悪いことはしていない。彼は2度ゴールを決め、ユニフォームを脱いで喜びを示し、そのためにイエローカードで2度罰せられた。そのために主審もレッドカードを提示しなければならなかった」と伝えられている。

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なお、競技規則では、「得点後にシャツを脱ぐ、シャツを頭に被る」行為をした選手は、「得点が認められなかったとしても警告されなければならない」と定められている。

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