本田圭佑

試合:
2014年ワールドカップ(ブラジル)・アジア最終予選 1-1△(2013年6月4日)

ここ一番で必ず結果を残してきた本田圭佑は、オーストラリア戦でももちろんやってくれた。

引き分け以上で5大会連続ワールドカップ出場が決まるこの試合。日本は82分に失点を許す厳しい展開となったが、後半アディショナルタイムにPKを獲得し、本田がキッカーを務めた。

この日の埼玉スタジアム2002には6万2172人の大観衆が詰めかけ、PKの場面では緊張感も最高潮に。だが本田はこれを意にも介さず、最も難しいとされるど真ん中の上部にシュートを叩き込んだ。

とんねるずの石橋貴明さんはこの試合を観戦していたそうで、先日スポーツブルの番組で対談した際に「本田圭佑はふかさない!」とその決定力と強靭なメンタリティを称えていた。

李忠成

日付:2011年1月29日

試合:
2011年アジアカップ(カタール)決勝 1-0〇

韓国籍から帰化して日本代表入りした李忠成は、オーストラリア相手の一撃で日本の英雄となった。

カタールで行われた2011年アジアカップ決勝のオーストラリア戦。0-0という緊迫した展開のなか延長前半8分に投入された当時25歳のストライカーは、同後半4分に大仕事をやってのけた。

長友佑都が左サイドからクロスを供給。ファーサイドでフリーとなっていた李がこれを左足のジャンピングボレーで合わせると、シュートはものの見事にゴールへと突き刺さった。

「自分にはチャンスが必ず来ると信じていたし、『ヒーローになる』と思い続けていました」ーー李の決勝ゴールにより、日本は2大会ぶり4度目のアジア王者に輝いている。