ある調査によれば、女子サッカー選手が前十字靭帯を損傷する可能性は、最大で男子選手の6倍にもなるとされている。女性の臀部幅や、月経期のホルモンが靭帯の弛緩に影響することなどが要因とされている。

そうしたなか、ベンフィカの女子チームは、パウレタが右ひざ前十字靭帯断裂で、最低でも10か月離脱すると発表した。

5日のマリティモ戦で負傷していた27歳のパウレタは、このようなメッセージをSNSに投稿している。

「肉体を超えた痛みがあるが、これはそのひとつ。この瞬間を言い表せる言葉はない。説明は不可能。数秒のうちにすべてが止まり、世界が再び崩壊した。予想も想像もしなかったところで、人生は一変した。それを変えるために何もできないままに。

残念ながら、その瞬間に感じたことは事実だった。試合に復帰してから8か月後、前十字靭帯が完全に断裂した。これから厳しく困難な時期が待ち受けているけれど、ひとつだけ確かなことがある。それは、あきらめるという選択肢はなかったということ。

私は人生で多くの苦しみを経験してきたが、戦いに背を向けたことは一度もない。今回も同じ。なぜなら、私たちに起こることをコントロールすることはできないから。ただ、それに立ち向かう方法だけはコントロールできる。

私は戻ってくる。そのことに疑いはない。今は厳しいけれど、未来はまだ書かれていない。また会おう」

彼女にとって、この1年半で2度目となる重傷。

2023年3月には左ひざの前十字靭帯を手術し、11か月の離脱を余儀なくされていた。そこから復帰した8か月後に今度は右ひざの十字靱帯を断裂する悲劇に見舞われてしまったのだ。

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相当なショックだったようだが、それでもあきらめるつもりはなく復帰を目指すとのこと。

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