マルコ・タルデッリ

チーム:ユヴェントス

ヨーロッパとイタリアのあらゆるタイトルを獲得した、歴史上でも稀な選手の一人。イタリア代表では1982年のワールドカップも制覇しており、非常に華々しいキャリアを描いた。

ピサとコモでプレーしたあと1975年にユヴェントスへと加入し、それからインテルへ。史上最も完成されたMFであり、様々なポジションをこなし、ボールを素早く扱い、技術的に優れ、ハードなタックルも得意としていた。

サンドロ・マッツォーラ

チーム:インテル

ユヴェントスの8番といえばタルデッリ、そしてインテルの8番といえばサンドロ・マッツォーラだ。これまでイタリアが生み出してきた最高の選手の一人であり、伝説的な「ワンクラブマン」である。

1960年から訪れたインテルの黄金時代を支えたシンボルであり、非常に用途の広い選手だった。ストライカーまでをもこなしたユーティリティプレーヤーで、セリエAで4回の優勝に導いた。1971年にはバロンドール投票で2位と惜しい結果に。

トニ・クロース

チーム:レアル・マドリー

トニ・クロースはおそらく現代で最も素晴らしい「8番」の一人、だった。年月を重ねるごとに味わい深さが増すヴィンテージワインのようにピッチに君臨し、レアル・マドリーとドイツ代表で最高のパフォーマンスを披露。

深いポジションからゲームを作り、ゴールチャンスを作り出す。あまりにも高い一貫性と信頼性を備えており、その技術は誰にも真似することができないものだ。あらゆるタイトルを獲得し、2024年夏に34歳で惜しまれながら現役を退いている。

ソクラテス

チーム:ブラジル代表

古い世代のサッカーファンであれば、ブラジル代表の「博士」ソクラテスの名前は誰もが知っているものだろう。1980年代に重要な役割を果たした選手であるが、ワールドカップ優勝には手が届かなかった悲運の将軍でもある。

非常にカリスマ性がある選手で、そのビジョンやパス能力、試合を読む力は圧倒的だった。190cmを超える体格、強烈なシュート能力、そして柔らかい技術。ピッチ外での過度な飲酒や喫煙で身を崩してしまったが、歴史上最もユニークな「8番」であった。