オーストラリアメディア『news.com.au』は3日、J1名古屋グランパスGKミッチェル・ランゲラックがオーストラリア代表の招集を断ったと報じた。
同メディアによると、先月23日にオーストラリア代表の新指揮官に就任したトニー・ポポヴィッチ監督が2022年に同代表を引退したランゲラックの活躍に目を付けており、今月開催されるFIFAワールドカップアジア最終予選中国代表戦(10日)、日本代表戦(15日)の招集に向けて守護神に連絡をしたという。
ランゲラックはこのアプローチに喜びを感じ、光栄としたものの、オファーを断ったとのこと。
過去に2021年9月に代表引退を公言した守護神は、2022年にニュージーランドとの親善試合に招へいされるも、出場はなかった。
そしてワールドカップ・カタール大会のメンバーから漏れたランゲラックは2度目の引退を宣言した。
今季で名古屋退団が決まっているランゲラックは来年1月からAリーグ・メンのメルボルン・ビクトリーへの加入が決定しており、現在はクラブでのプレーに専念している。
オーストラリア代表はアジア最終予選でバーレーン代表に0-1で敗戦し、インドネシア代表には0-0と苦戦を強いられている。
ゴールキーパーの大黒柱であるGKマシュー・ライアンはイタリア1部ローマ加入後は公式戦1試合も出場しておらず、プレミアリーグのアストン・ヴィラGKジョー・ガウチも同様の状況だ。
クラブシーンで活躍している守護神はデンマーク1部ラナースGKポール・イッツォのみであり、最終ラインに不安を残しているという。ワールドカップ出場権がかかっているサッカルーズは、ゴールキーパーに不安を残しながら15日午後7時35分、埼玉スタジアム2002で日本代表と対戦する。